May 10, 2017

台湾の自転車メーカー(ジャイアント)

連休中、多くの自転車乗りが宜蘭懸に来ていた。
休日などに台北から、多くのロードレーサータイプの自転車で峠を登っている。
台湾でもサイクリンが大きなブームとなっている。

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台湾のサイクリングのキッカケは台湾の映画界で興行成績1位になった台湾制作の映画「練習曲」だという。
耳の聞こえない青年が自転車に乗って台湾を一周しながら人々と触れ合うという映画で、映画のキャッチコピーは「今やらなくて、いつ出来る」。

この映画に感動し、台湾一周の旅に出る市民が続出したという経緯がある。
その後、台湾でサイクリングが急速に、普及したという。

ちなみに「練習曲」は伝説の台湾映画「非情城市」のカメラマン、チェン・ホァイェンの初監督作品だそうだ。

私も日本でサイクリングによるトレイルした時期があり、懐かしく思ってしまう、、、。

また、台湾は観光局など政府をあげて自転車の普及に取り組んでいる。
各市町村により色や仕様は違うが殆どがジャイアントの製品である。

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台北でも、各MRT駅近くに配してあり、便利である。


このジャイアントと云う会社の正式名は”ジャイアント・マニュファクチャリング(Giant Manufacturing)”といい、
台中に大きな拠点があり、台湾で第一位の自転車製造メーカーである。

もともと鰻の養殖をしていたが、自然災害による被害により業種替えをしたのが発祥だという。
アメリカの大手自転車メーカーなどのOEMはもとより自社製品の開発に力を入れている。
Tig溶接のアルミフレームやカーボンフレームの製造に関しては世界トップレベルの技術力を持っている。

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またジャイアントは
 2011年(平成23年)3月11日に日本で発生した東日本大震災の被災地に対する当面の援助と復興のための支援として、
被災地で活動する自治体の職員やボランティア向けに、
自社のマウンテンバイク「ロック」の塗装を変更するなどした特別仕様車1,000台を、無償で提供すると発表した。

GIANT ROCK (ジャイアント・ロック) 震災復興支援 特別仕様車
   
2012年4月、愛媛県警に特別仕様車16台(正規用8台、訓練用8台)と警察仕様のヘルメットとグローブ(手袋)を寄贈した。

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など、日本のマーケットを狙ったものと思われるが、日本に協力的である。


ryou9909 at 03:39│Comments(0)台湾の産業 | 台湾の環境

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