中華文化

June 06, 2017

台湾の風水と建築

中華圏で「風水」という言葉は、その言葉通り、「風のごとく、水の様に流れる」ことであり。
「氣」と云うエネルギーの流れを洞察するものである。


欧米諸国では、エネルギーの流れは考慮せず、もっぱら環境工学とされている。
環境工学の内、建築に関わる部分は方位とか家相とか云われているが、実際はナンセンスな物が多い。
建築はそこに住む人達が、健康で幸せになる事が究極であり、昔では風雨をしのぐものであった。

いつの頃からか、人間主体の風水という概念が産まれ、人間のエゴに使われて来たのも事実であろう、、、。

狭義の「風水」は、中華五術と云う思想の中の相の術である。相の術とは、観えるもの全てであり、
色々な流派に分かれているが、手相、顔相、家相であり、家相の中にも隠宅風水、陽宅風水があり、
建築は陽宅風水となる。

中華圏においては、この様な中華五術という哲学が根強く残っている。
物事には陰と陽があり、物事の事象を五個のカテゴリーに分類し、世の中の事象を予測する。

その思考体系をベースに、社会構造を「命、卜、相、医、山」と云う五個のカテゴリーを哲学とする思想である。
台湾はこの様な風習を未だ重要視するのは、中国共産革命の時、台湾、香港に多くの文化が流れてきたからである。

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中華の場合は道教と、陰陽五行との融合がベースとなっていると考えた方が良い。
道教の神仙道は日本からであるが、、、

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私は建築の基本は使い良さが第一で美的要素、健康的素材が付随する。
使い良さとは勿論、「間取り」の事で、これが建築の住む人のストレスを位置づける重要なファクターである。
ここに、風水だ家相と持ち込むと非常に使用しづらい物になってしまうが、
中華圏では昔より習慣があり、この認識が抜けていない。

風水では台北は中央山脈を龍脈と見立てると龍穴にあたり、
山脈からのエネルギーが龍穴に集まり栄えるところといわれている。
 
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太古の人達から地球上のエネルギーを読み、活用する技術は受け継がれている。
しかし、現在の地磁気は昔のものと異なっている物も多く、過密地域では多くの人工的な電磁波に汚染されている。

人間の思考を向上させる物は健康であり、脳波のコントロールである。
健康の維持には睡眠が重要であり、人生の三分の一は睡眠と云っても過言ではなかろう。
この、人生で最も長く居る場所が重要であり、この場所の環境を調整する事により多くの物が改善される。

建築に関しては、睡眠する部屋には化学物質のものは極力使用しない事と、
睡眠する場所の下や、睡眠場所周辺には電気配線を避ける事である。

また、地磁気の変動している場所は睡眠場所として避ける事である。

最近は高層の物が、地価の関係で多くなっているが、地磁気が弱くなる階以上は居住空間として使わない事である。

地球は大きなトーラスであり人体もトーラスと捉えると磁極の方向に身体を向ける事が、
身体へのエネルギーチャージが効率良いと思う。

人の生年月日によるデータは磁性細胞にカテゴリー分類の影響を与えるが、
人体を大きな導電体と捉えると、個々のパターンは関係ないと思っている。

変な風水師や占い師が睡眠場所の方向を指定するが、ナンセンスである。

台湾には風水師や占い師と呼ばれる人達が多い。
それに囚われる人はどうかと思うが、
基本も出来ていないのに、人間の精神という弱みを利用した商売する輩は大嫌いである。


ryou9909 at 18:08|PermalinkComments(0)
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